お客様よりエメラルドのリングをお預かりし、ペンダントへとリモデルいたしました。
メレダイヤモンドを敷き詰めた幾何学的な模様は、洗練された表情を見せてくれます。
菱形など直線的な地金のシルエットに囲まれたエメラルドは、豊かな緑の色彩が魅力です。
このデザインの背景には「アールデコ様式」の美学が息づいています。
アールデコとは、1920〜30年代にヨーロッパを中心に広がった芸術様式で、直線や幾何学模様を大胆に取り入れ、モダンでありながら優雅さを兼ね備えているのが特徴です。
その様式美をジュエリーに投影することで、クラシカルでありながらも現代的な印象を放つ仕上がりとなりました。
鮮やかなエメラルドの色合いと、アールデコ調の端正な造形美。
新たに生まれ変わったペンダントは、時を超えて愛される普遍的な輝きを宿しています。