お手持ちのリングをお預かりし、デザインを大きくリモデルさせていただきました。
中心には気品あるブルーを湛えたサファイアを据え、その両脇にブルートパーズを3石ずつ、バランスよく配しております。
以前のリングは、テーパー・ダイヤモンドをぐるりと取り巻いた華やかなスタイルで、その輝きと重厚感が印象的なものでした。
今回はあえてその華やかさを抑え、サファイアの向きを縦長から横向きに改めることで、指に自然に馴染むすっきりとしたシルエットへと変更しております。
深い青のサファイアは落ち着いた存在感を放ち、その隣に寄り添うブルートパーズは澄んだ水面のような透明感を添えています。
同じ“青”でありながら異なる表情を持つ二つの宝石が調和し、角度によって移ろう光の中で、繊細なコントラストをお楽しみいただけます。
プラチナの枠は細部に至るまで丁寧に仕上げ、宝石の輝きを引き立てながらも、全体に安定感のある装着感を実現しました。
華やかな席ではもちろん、日常の装いにもさりげなく寄り添う今回のデザインは、「身に着けるたびに気分が高まる一品」として新たな魅力を放ちます。
長年大切にされていた宝石を、現代のライフスタイルに合わせてリモデル。
これからの日常に寄り添う特別なリングとなりました。